2012年4月30日月曜日

「東京物語」を訪ねて

奥田英朗の「東京物語」を読んだ。
時代背景としては、これまで読んだものからぐっと現在に近づき、昭和後期から平成入り後のちょうど「バブル景気」に向かっている頃。
あらすじとしては、田舎から大学進学のため上京してきた主人公が、親元を離れての生活を楽しむ一方、経済的な事情から大学を中退し、コピーライターに。ちょうどバブル景気の波に乗り、多忙ながらも順調に人生の階段を登っていくといったもの。
キャンディーズ解散やジョンレノンの暗殺、そしてバブル景気の台頭などをストーリーの中に織り交ぜていて、これが私自身の青春時代ともリンクしているので、若かりしあの頃の薄っぺらで苦く、でもとにかく楽しかったことを思い出してしまいました。
この年齢(トシ)になると、「若いっていいなあ」とつくづく思ってしまう。友達と遊ぶことが楽しいし、体力はあるし、抱える責任も小さい。そして何よりも未来に対する期待感がある。だから若い人たちってキラキラしているんだろう。でも、当の本人たちはそんなことを全く気づかずに過ごしていくんですよね。まあ、青春とはそういうものなのかもしれない。この本を読んでそんな思いにふけってしまいました。

さて、今回訪れたところは、御茶ノ水のニコライ堂。ここは主人公の田村久雄がまだ大学在学中に同じ演劇部の同級生、小山江里に自分の気持ちを伝え初キスする場所。この話の章は「レモン」。青春時代の甘酸っぱくも最大にして最重要なイベントですね。

ところで、今日はなんと1月8日以来のsampoでした。我ながらずいぶんとサボっていたものです。お陰でというかなんていうか、膝裏の筋に痛みが走っています。それなりに鍛えているつもりではいるんですが、やっぱり年齢ですかね。レモンはとっくに干からびてしまっているようです。

今日の総行程は、距離79.7km、総上昇11m(誤測定ですね)、移動平均速度19.6km/h、最高速度38.8km/h、移動時間4h03m(recorded by garmin)。

ご存知ニコライ堂。正式には東京復活大聖堂というそうです。
ニコライ堂

隣接している旧ニコライ学院も素敵ですね。
旧ニコライ学院

2 件のコメント:

  1. 青空です、
    久々のチャリ&更新ですね!
    みてもらったとうり、昨日は、私もチャリでしたよ、、ハハハ
    80キロは結構きついでしょ、
    チャリと登山では、筋肉が違う?んですかね!
    私も、これから、チャリ頑張ります、

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  2. 青空さん、どうもです。
    はい、久々に走ってきました。やっぱり自転車はいいですね。
    しばらくは良い季節です。色んなところ走りましょうね。

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