2011年12月25日日曜日

「浅草紅団」をたずねて

今回は、川端康成の「浅草紅団」を読んでみました。これは昭和初期の作品で、私が最近読んでいた明治作品に比べると文語体が解消されてずいぶんと読みやすくなりました。
ただ...、そう、ただ、この作品、私にはさっぱり解りませんでした。というのもこの作品、小説でありながら物語ではないんです。いや、物語であるのかもしれないけど、物語に思えないんです。
というのも、この小説、登場人物やエピソードがあまりにも多く出てきて、短編集かと思えば、そうでもなく、主人公かと思えばそうでもなく、そしてたまに川端本人が登場してきたりするなど、ストーリーが一貫してなく、なんとも掴みどころのない作品なんです。
ノーベル文学賞の川端先生ごめんなさい!凡人の私にとっては、本作品においておそらく先生が描いたであろう既成概念にとらわれない新たな枠組みの作品像のようなもの、とても理解するに及びませんでした。

さて、今回私が訪れた場所は、隅田川に架かる清洲橋と言問(こととい)橋です。ここは、小説の中の『隅田川の新しい六大橋のうちで、清洲橋が曲線の美しさとすれば、言問橋は直線の美しさなのだ。清洲は女だ。言問は男だ。』という節が印象的で、行ってみることにしました。
行ってみるとまさに清洲橋は吊り部分の曲線がとても美しく、今日の青空にとても映えていました。ちなみにこの清洲橋、平成19年には国の重要文化財に指定されたそうです。
一方、言問橋は清洲橋とは対照的に余りにもすっきりとしたデザインですが、ただ、すぐそばに建設中のこれまた直線的なイメージのスカイツリーと絶妙にマッチしているんです。このマッチ具合、まるでスカイツリーがこの地にできるのを80年以上も前から予見していたような気さえします。

今日の総行程は、行きはタマサイ、帰りはアラサイ経由(初アラサイ超感動)で距離92.3km、総上昇384m、移動平均速度20.8km/h、最高速度39.5km/h、移動時間4h26m(recorded by garmin)。

曲線が美しい清洲橋
清洲橋

東京スカイツリーとベストマッチの言問橋
言問橋

ついでに寄った雷門。現在(いま)の世も凄い人です。
人ごみ雷門

2011年12月24日土曜日

聖夜を家族とともに

今日はクリスマスイブ。単身赴任明けの私にとっては久しぶりに家族と過ごすクリスマスとなりました。世に単身赴任の皆様がいる中、デリカシーのない発言かもしれないが、正直、とても嬉しいです。この現実を当たり前と感じず、そして感謝の気持ちを持って家族と楽しいひと時を過ごしたいと思っています。
こんなことを思ってしまうのも、やはり単身赴任生活の経験があってこそだと思います。まさに人生楽ありゃ苦もあるですね。そうそう、去年の同時期のブログを紐解いてみると、こんな寂しい投稿が残っていました。

2012年も皆さんにとりまして良い年でありますように。メリークリスマス!

昨日、数年ぶりに家族で東京タワーのイルミを見に行きました。
幻想的な東京タワーツリーとタワー

2011年12月11日日曜日

「たけくらべ」を訪ねて

東京都にちなんだ小説。今回は、樋口一葉の「たけくらべ」です。
この物語、読み始め時は正直参りました。というのも、このたけくらべが発表されたのは明治中期で、前回読んだ「吾猫」よりもさらに古い作品なんです。だから(なのか、あるいは一葉女史が伝統的な書き方を好んでいたのかどうかは分からないが)、文語体がきつくて、なかなかストーリーが頭の中に入ってこなくて、正直、読み始めてすぐに「やっぱり読むのやめようかな」と思ったくらいです。
ただこの作品、短編だったことと、私が読んだ本がかなり詳しい解説付きだったので、この解説のおかげで何とかストーリーをつかむことができました。

物語はというと、当時の吉原遊郭界隈に住む子供たちの淡いラブストーリーなんです。遊女になることが約束されている主人公の美登利と、美登利が思いを寄せる龍華寺の息子、信奴(のぶゆき)、そしてその周りにいる横町の長吉らや表町の正太郎たち。まだまだ子供でいたいけど、年の頃15~16才になった彼らは、それぞれの大人の階段を登っていかなければならない時期が来ているのです。下町の江戸っ子気質な表面と裏腹に、そんな微妙な時期にある子供たちの儚くも切ない物語でした。

さて、今回私が訪れた場所は、物語の舞台となった吉原界隈。今は台東区の千束という町名になっているけど、不思議なことに江戸時代からあった吉原遊郭は今の世においてもやはり似たような街になっていました。そう、怪しい大人の街です。お昼ころに辺りに到着したんだけど、何だか怖そうなお兄さんたちがうようよいました。あの方たちは何者なんでしょう?まあ、あまり深く詮索することはよして私はひたすら明治の世の一葉女史を思い続けて近辺を徘徊しました(汗っ)。

今日の総行程は、タマサイ経由で距離75.4km、総上昇353m、移動平均速度18.1km/h(結構歩いたので、こんなものかな?)、最高速度47.6km/h、移動時間4h09m(recorded by garmin)。

ドラマ「仁」にも良く出てきましたが吉原大門の今の姿です。
平成の吉原大門
一葉の旧居跡だそうです。普通のお宅の前にありました。
一葉旧居跡
信如の家、龍華寺のモデルになったといわれている大音寺。
何だか寂しげで、イメージと違う...。
龍華寺のモデル


一葉記念館とその前に佇むたけくらべ記念碑。人がいない...。
一葉記念館
一葉女史たけくらべ記念碑

2011年12月4日日曜日

ご近所の紅葉

今週も自転車パスしちゃいました。最近、なんだかんだと理由をつけては自転車に乗る回数が減ってきたような気がします。自転車への情熱が冷めたわけでもないのになぜだろうか。
今週末は、土曜日は天気が悪かったし、日曜日はかみさんと午後お出かけの予定があったので、午前中にいつものコースを2時間ほどランニングしただけです。う~ん、やっぱり単身生活とは違うってことかな。

ということで、今日の投稿はランニングコースで見かけたご近所の紅葉をテーマにしました。私が走っているコースはいくつかあって、今日はその中でもメインにしているコース。ここは遊歩道あり、自然公園ありのコースで、都内の紅葉情報を事前に調べたところちょうど見ごろのようだったので、迷わずこのコースにしました。
行ってみると、天気が良かったこともあり様々な種類の紅葉が色鮮やかに公園内を彩っていました。私だけではなくたくさんの人がその光景に見とれているようで、私のようにランニング途中で足を止める人やモミジの下で語らう夫婦、そしてカメラおやじたち。みんなこの季節を待っていたかのように目をキラキラさせています。もちろん私も今日に限っては、携帯電話片手に走ってはパシャリ、そして走ってはまたパシャリです。

今日はホントいつも以上に気持ちの良いランニングになりました。今さらながら季節を感じるって気持ちの良いことですね。

モミジが太陽の光に照らされて輝いて見えます。
紅葉キラキラ

この公園の象徴でもありますが、この木はなんでしょう?
この木なんの木?

私もこんな場所でかみさんと語らいあえるかな?
紅葉の下で

2011年12月2日金曜日

ギンブラ in Christmas

クリスマスにはまだ早いけど、銀座はすでにクリスマス模様一色でした。
今日は珍しく銀座に用事があったので久しぶりに行ってみると、ついこの間まで節電を叫ばれていたにもかかわらず、この街では一流ブランドのショップたちが競うようにイルミネーションやクリスマスツリーなどで着飾っていました。

あのときの闇夜はいつのことだったんだろうと、ふと思いにふけってしまいました。「喉元過ぎれば...」なのか?まあ、「日本は少しずつ元気になってきたんだ」と思うことにしようか。うん、そうしよう。

それにしても銀座はすごいですね。私には別世界って感じだけど、この辺を歩いている人たちってどんな人たちなんだろうか。たまにこんなところを歩くと街や人に感覚が刺激されますね。思わず人目はばからずあちこちパシャリしてしまいました。おのぼりさんに見られたかな?

見よこの立派なツリーを!さすがミキモトさん!
クリスマスツリー

この日の夜も銀座の町は人でごった返していました。
銀座4丁目付近

お店にリボンがっ...スゴイですね。
銀座カルティエ

2011年11月23日水曜日

タマサイ右岸

今日、いつものごとく多摩川サイクリングロードに行ってきました。
タイトルに「タマサイ右岸」と大見得を切ったかのように書きましたが、実際にはちょっとだけ右岸を走ったんです(エヘヘ...)。最初はいつもどおり調布の多摩川原橋から左岸を走り、二子玉川の二子橋から川崎側に渡り、その後第二京浜から再び東京側に戻り、さらに第一京浜からまた川崎側に渡りそのまま終着地まで走りました。何でこんなに行き来するのかっていうと、多摩川サイクリングロードは至る所で途切れていて、そのつど一般道に入るか対岸に渡らなければならないんです。ちょっと面倒ですよね。

右岸の終着地は無舗装地帯をいくつも乗り越えていき、最後には細い遊歩道のようなサイクリングロード(?)の前に「多摩川河口水位観測所」というプレハブの物置みたいな建物が現れて、それ以上行けなくなっています。建物の裏を覗いたら運河があってどっちにしても先には行けないみたいでしたね。
しかも左岸の大鳥居と違って、サイクラーたちも少なく何だか物寂しい雰囲気で、対岸の羽田空港に飛行機がひっきりなしに着陸する光景が何だか妙に印象に残ります。

今日の総行程は、距離83.9km、総上昇283m、移動平均速度20.6km/h、最高速度37.6km/h、移動時間4h04m(recorded by garmin)。

タマサイ右岸、サイクラーが多い割りにコースは狭いんです。
タマサイ右岸

途中に通りかかった川崎河港水門。てっぺんのオブジェ
は昭和初期の川崎の名産品の梨・桃・葡萄だそうです。
川崎河港水門

右岸終着地から見た多摩川河口の風景。左側は羽田空港です。
右岸終着地

2011年11月20日日曜日

夕焼けは綺麗だったのに

今日も自転車はお休みでした。風呂掃除やら、またまた家の仕事に追われてしまった一日でした。何だかストレスがたまるな...。

一通りの仕事を終え、ふと窓の外に目をやるとなんとも綺麗な夕焼けです。夕焼けを綺麗と感じるなんて、いつ以来のことだろう。しばしその美しさに見とれていましたが、これはシャッターチャンスと思いたち、早速カメラを構えましたが電線や建物が邪魔をして気に入った写真が取れません。ならばと、近所の公園にダッシュです。
ところがせっかくの夕焼けも時すでに遅し、ピークアウトですよ。ううっ、ますますストレスが...。うまくいかない日はあるものです。それでも、せっかくなので写真は撮ってきましたよ。

何とか色が残っていた西の空です
夕焼けの名残

帰り道、東の空には一番星が。分かるかな?
一番星どーこだ?

2011年11月12日土曜日

「吾輩は猫である」を訪ねて

新たなシリーズ投稿として、東京都を舞台とした小説にちなんだ場所を訪れてレポートしていこうと考えました。
初回は夏目漱石の「吾輩は猫である」です。明治38年1月に当時の文芸誌「ホトトギス」に掲載され、その後連載となったこの小説、文京区とその周辺を舞台に、自らを吾輩と呼ぶ猫が猫の視点で、その主人「苦沙弥(くしゃみ)先生」と周りに集まってくる友人や元教え子たちの「迷亭」、「独仙」、「寒月」、「東風」らとのやり取りを観察するんです。
それもただ観察するだけでなく、彼らの会話を面白おかしく批評するんだけど、猫の視点を通じて漱石自身が明治の浮かれた世の中を皮肉っているようでした。

この物語を読んでみると、いつの世においても新しい風と昔ながらの習わしとの間で確執があったり、あるいはどの時代も物事の本質みたいなものは変わらないんだなあ、といった考えてみれば当たり前なことも新鮮に感じたりもしました。
この物語、内容的には時事コメディとでもいうのかな?でも文語体が織り交ざっていて、私にはちょっと読みにくかったですね。読み終えるのに随分と時間がかかってしまったけど、読み慣れてきたらそれなりに楽しく読むことができました。

さて、ということで私が訪れたのは、苦沙弥の家のモデルといわれている文京区の「猫の家」跡で、ここは実際に漱石が吾猫やぼっちゃんを執筆したところだそうです。建物は愛知県犬山市の明治村に移築されてしまって、今は記念碑と猫のモニュメントが残っているだけなんだけど、すぐそばにはダムダム弾で苦沙弥を苦しめた落雲館のモデルになったといわれる郁文館中学校がありました。でも今から100年以上も前とはいえ、この地で漱石が「吾輩は猫である」を書いていたなんて、何だか不思議な気持ちになりますね。

ところで今日の総行程は、タマサイ経由で距離63.9km、総上昇344m、移動平均速度20.8km/h、最高速度43.3km/h、移動時間3h04m(recorded by garmin)。

日本医科大学の裏手にありました。感動です。
猫の家の記念碑

吾輩は猫である名前はまだ無い。裏の茶園に散歩かな?
猫のモニュメント

2011年10月30日日曜日

走れなかった理由(わけ)

今週もSampoに行けませんでした。というのも、かみさんが土日とも仕事の出番だったので、代わりに家の仕事をやらされていたからなんです...。
単身赴任生活と違って、家族と一緒にいると何かと家の仕事を言いつけられるもんですよね。どうも、いまどきの家庭は「主人」という概念は壊滅しているのか?それとも、これは我が家だけかな?まあ、考えても仕事が減るわけでもないし、それに実は自分も何だかやたらに家族のために働きたいという衝動にも駆られたので、黙々と仕事をこなしていきました。

ちなみにこの土日の私の活躍?というと、昨日は朝からスーツの安売りに並び、帰ってアイロンがけと草刈り、午後に少し時間ができたのでジョギングをちょこっと。
今日は今日で、朝から携帯電話の契約変更手続きと天皇賞の馬券買い(かみさんだけが大当たり。なんかズルイ!)、新宿で買い物して、帰ってからは、娘の自転車のパンク修理とかみさんのブーツのリペア作業、それからg.uの安売り(また安売りですよ...)ジーンズを買いに行き、風呂掃除をして終了。よく働きました。トホホ...。

今週、唯一自分の時間となったいつものジョギングコース。
久々に走ったので、正直バテました。
いつものジョギングコース

2011年10月9日日曜日

Myトレッキング 小仏~陣馬山コース

なんだか最近このブログ、トレッキングブログみたいになってきました。本当はサイクリングブログなのに...。
でも、最近の週末はこのトレッキングのおかげで、かみさんと一緒にいる時間が増え、単身赴任で離れていた時間を徐々に取り戻してきているような気がします。夫婦で同じ趣味を持つことは良いことだと純粋に思う今日この頃です。

さて、今日行ってきたコースは、景信山~堂所山~陣馬山の縦走ルート。といっても最高でも標高850mくらいの初心者コースです。もちろん私は初心者なので、私にとってはちょうどいいコースでした。
登り始めと最後は勾配が多少きつく、特に最後のきつい下りは俗に言う「膝が笑う」くらい足にきましたが、大変だったのはそこくらいで、あとは比較的平坦なコースで、ところどころにある分岐点が本格的な山歩きをしているような気分もそれなりに味わえるコースでした。
今日の山は、天気良し、景色も良し。加えて空気もうまけりゃ、程よい運動量もgood。最近の私は、どんどん山歩きの魅力にに引き込まれていくような気がします。こんなに楽しいのならば、もっと早くから始めておけば良かったナ。でも、今更ながらではあるけど、気づいてよかった。ブログタイトル変えようかな?なんて冗談冗談!自転車を愛する気持ちは変わりませんヨ!!

今日の総行程は、距離11.9km、上昇975m、下降916m、移動平均速度2km/h(山歩きはスピードでないんですね)、移動時間5h06m(recorded by garmin)。

発着基点は、ここJR高尾駅です。
JR高尾駅

この絶景がなんといっても山歩きの醍醐味ですね。

森林浴でリフレッシュ!山の香りって嗅いだことありますか?
杉林の山道

山頂の白馬はなぜ?それにしても大賑わいの山頂でした。
陣馬山頂の白馬大賑わいの山頂

本日のルート。低層地帯だけど、尾根歩きができたんです。
大賑わいの山頂

2011年10月2日日曜日

Myトレッキング 御岳山コース

この週末、今年2回目のトレッキングに行ってきました。
今回のコースは、御岳山コースです。このコースは、まずは前回と同じホリデー快速おくたまで御嶽駅まで行き、そこから路線バスで数分間でケーブルカーの滝本駅まで行き、続いてケーブルカーで、これまた10分もかからず標高830mの御岳山駅まで行ってから、始めて歩き始めるんです。ずいぶん楽なコースだなと最初は思ったけど、それなりに落とし穴は待っていました。

このコース、というか御岳山というのは山頂には武蔵御嶽神社という、山岳信仰かな?神社が鎮座していて、この神社を中心に民宿とかお土産屋さんとか小さな集落が出来上がっていて、そこからさらに奥にはその名のとおり奥多摩の深い山に通じてるようなのです。
ケーブルカーでせっかく高いところまで上ったのに、神社を過ぎてからは一気に谷底まで降りて行き、ロックガーデンという洒落た名前の渓流沿いを歩き、また登りを経てスタート地点に向かって行くんだけど、歩いてみると3時間程度だから、時間的に余裕があったので、下りはケーブルカーに乗らず歩いて降りました。

実はこのコース選択が、一緒に行ったかみさんには結構足に効いたらしく(もちろん私もだけど)、翌日も相当の筋肉痛に繋がってしまったようです。下りって結構効く(くるん)ですね。私は普段からジョギングとかしていたからダメージは少なかったけど、かみさんは買い物に行くにも足を引きずっていました。皆さん、日ごろから少しは足腰鍛えおきましょうね。

ロックガーデン。すがすがしい景色がしばらく続きます。

軽いクサリ場もあるんです。

左、初めてシャッタスピード優先で撮りました。右の杉は樹齢350年!


これが御嶽神社。標高900m超ですが、ここのコースはここが基点です。

2011年9月24日土曜日

たい焼き「神田達磨」

今日は、久しぶりに大好きなたい焼きを食べに行きました。
実は、私は無類の餡子好きなんですが、中でも見た目になぜか懐かしさを感じるたい焼きが大好きです。
今日は、サイクリングを兼ねて神田小川町にあるたい焼きの有名店「神田達磨」に行ってきました。到着したのは開店直前の11時50分。しめしめ、これで焼きたてにありつけるぞと、お店の前で待機です。店が開いて、早速注文。「たい焼きひとつください」、「はい140円です。まもなく焼きあがりますので少しお待ちください」ですと。う~ん楽しみ!

受け取ったたい焼きは、うわさの羽付きたい焼き。美しいです。パクッと一口ほおばると、薄い皮がパリパリと音を立てます。甘さを抑えた餡子がたっぷりと口中に広がります。たっ、たまりません。美味です!サイクリングで疲れた体に餡子の甘さがしみこんでくる感覚です。
あっという間にペロリと完食。ああ、もうひとつ食べたい。でも、ひとつが良いのです。もう少し食べたいと思うところで止めておくことが、美味しいものをより美味しくいただくことの秘訣だと、私は考えます。

食べた後は、せっかく小川町にいるのだからトレッキンググッズをチェック。帰り道はいつものように新宿経由でしたが、なんだか今日は交通量が多かったな。皆さん交通安全で行きましょうね(冷汗)。


今日の総行程は、距離77.6km、総上昇389m(やっぱ都内は坂が多いですネ)、移動平均速度20.5km/h、最高速度44.8km/h、移動時間3h46m(recorded by garmin)。


開店前には早くも先客がいました。さすが人気店。
人気のたい焼き店

ピンボケです。今度撮りなおしに行きます。
羽付きたい焼き

見てください。間違いなく美味しいです。判るでしょ?
皮パリパリ餡子たっぷり

行きはタマサイ経由。ここは二子玉の兵庫橋です。
兵庫橋

2011年9月20日火曜日

Trekking de 奥多摩デビュー

トレッキング、早速行っちゃいました。
初めてのトレッキングは、電車に乗ったところから始まるんだなと実感しました。乗り込んだホリデー快速おくたまには、山登り風のお客さんがぎっしりで、私も家内も先輩トレッカーの格好や装備を興味津々のガン見状態になっちゃいました(笑)。

さて、今回選んだコースは、JR青梅線の古里駅から奥多摩駅まで都合3駅の間の山中と渓流沿いを歩くコースで、途中の鳩ノ巣渓谷は、ハイカーたちには有名な景勝地らしいです。約10kmのこのコースは、ゆっくり歩いて、休憩時間も含めて4時間くらいでゴールに着くことができました。景色はいいし、森林浴にマイナスイオン、加えてアップダウンも結構あるなど山登り的な要素もそれなりにあって、初めてのコースとしては十分に満足のいくコースでした。
本当は、詳しいデータをガーミンで記録するはずだったんだけど、今日に限ってそのガーミンの機嫌が悪く、使用NG...。せっかく事前にコース設定をしていたのに~!もう残念!

でも、今日の経験によって、間違いなく私はトレッキングのとりこになった気がします。家内も疲れた様子ではありましたが、「気持ちよかった!」を連呼。初めて歩いてみて足りない装備とか気づきもあったし、次は今日よりもさらに快適に歩けると思います。次が楽しみ!

うっそうとした森もあればせせらぎもあります。
つまり「森林浴」+「マイナスイオン」です。
森林浴できます
マイナスイオンもあります

こんな景色を見せられちゃ疲れも一気に吹っ飛びますね。
奥多摩の景色

ゴール地点のJR奥多摩駅と駅前の食堂での一杯。たまりません!
JR奥多摩駅
お疲れ様!

2011年9月18日日曜日

多摩川C.R.羽田大鳥居

今日は朝から最高の天気だったので、多摩川サイクリングロードに出かけました。休日としては、ホント久々のピーカン(死語かな?)だったので、帰ってからシャワーを浴びるときに気づいたんだけど、思いっきり日に焼けてしまいました。いい年齢(トシ)してハズカシ!

今日行ったコースは、左岸下りのコースで、目的地はサイクリングロードの終点、羽田の大鳥居。私の場合、サイクリングロードには調布の多摩川原橋あたりからコースインするんだけど、ここからのコースは、狛江辺りで突如として未舗装となったり、サイクリングロードが途切れて公道を走ることとなったりするし、さらには二子玉川前後でもしばらくの間やはり公道を走ることになってしまうので、多少ストレスを感じるけど、大田区に入ってからはコースも視界も広くなり、ゆったりとした気分で走ることができました。

目的地の大鳥居には、これといって何かがあるというわけではないけど、休憩しに来るサイクラーたちが続々とやって来ます。彼らは、やはり何するわけでもなく、しばらくその辺でハゼ釣りだろうか釣り人たちを眺めたり、ほかのサイクラーたちを観察したり、はたまた大鳥居の案内板を読んだりするなどして時間をつぶした後、また来た道を戻っていく。当然私も同じようにしてまた戻って行ったのでした。

今日の総行程は、距離77.4km、総上昇386m、移動平均速度19.8km/h(今日はゆっくりと走りました)、最高速度37.3km/h、移動時間3h54m(recorded by garmin)。

羽田の大鳥居。右側が多摩川で、釣り人たちがぽつぽつといます。
大鳥居

帰路での2枚。左が川崎市のビル群。
右が頭を少し覗かせた富士山(何?見えない?)。
川崎市のビル群富士山写っているはず

2011年9月17日土曜日

私、トレッキング始めます

突然ですが、私、トレッキングを始めることとしました。「山登り」と言いたいところですが、自転車はやめるつもりないし、おそらくそれほど本格的には取り組まないだろうから、「トレッキング」にしておきます。
トレッキングを始めようと思ったきっかけは、家内と共通の趣味を始めようと思ったからなんです。子供達もだんだんと大きくなってきて、休日、家内と二人っきりで過ごすことが多くなってきたこともあり、老後のことも考え(早過ぎっ!)、二人で一緒にできることはないかと考えたところ、こうなりました。最初は家内に自転車を勧めましたが、サイクリング自転車の姿勢が、腰の弱い家内には不安があるようで、却下。軽い山歩きならばということで決まりました。
ということで、早速、神保町などのアウトドアショップで店員さんに相談し、事前準備第一段としてマウンテンシューズとザックを購入し、一気にモチベーションが上がってきました。来週あたりから涼しくなるようなので、もしかしたら近場の初心者コースにデビューするかもしれません。楽しみ!

このブログ、今後も自転車ネタ中心ではあるけど、これからはトレッキングネタも増えていくかもしれません。ブログ的にはなんだか邪道のような気もするけど、まあ、専門色の強い一流ブログというわけでもないので、良しとしましょう。


今回購入したザンバラン・シェルパライトGTとグレゴリーZ40
    初心者の私には、どちらも贅沢品ですが買っちゃいました。
ザックとシューズ

2011年9月10日土曜日

渋沢栄一像

今日は私の尊敬する渋沢栄一の銅像を見に行ってきました。場所は千代田区、東京駅にほど近い常盤橋公園内です。この銅像のことは以前から知っていたわけではなかったけど、今朝たまたまWebで見つけたので急きょ行ってみることとしました。実は私、谷中霊園にある渋沢氏のお墓を参拝したこともある、ちょっとした渋沢ファンなのである。

渋沢栄一というこの方、幕末の頃に埼玉県の農家に生まれ、徳川慶喜の家臣となり、ヨーロッパに赴いたときに民主主義や自由主義を知る機会を得ました。その後、大蔵官僚を経て第一国立銀行(現みずほ銀行)の頭取など実業界に身を置き、このほかにも多くの銀行や様々な企業(東京ガス、帝国ホテル、キリンビール等々、現在の有名企業が数多く!)の設立にかかわりましたが、何とその数500を超えるといわれています。ご存じの人も多いだろうけど、この方の「日本資本主義の父」と呼ばれるゆえんはそうした功績にあるようです。

私がこの人を尊敬するのは、そうした凄い実業家なのに財閥を作ることなく、多くの学校や病院の設立、その他社会公共事業への貢献や民間外交など、「私利を追わず公益を図る」といった精神を生涯貫いたところなのです。なんてスゴイ人なんでしょう。私も見習って、できる範囲で社会貢献したいところです。

今日の総行程は、距離45.5km、総上昇199m(都内は意外に坂道多いですね)、移動平均速度21.5km/h、最高速度40.0km/h、移動時間2h06m(recorded by garmin)。

堂々とした中にも温かさがにじみ出ているような表情?
尊敬する渋沢先生です

2011年9月4日日曜日

多摩湖自転車道と多摩湖

今週末は台風の影響も考えサイクリングは諦めていましたが、今朝起きてみると意外にも天気が良かったので、急きょ走ることとしました。とはいえ、かみさんと外出する予定もあったし、そもそもノープランだったので、家族がまだ呑気にも遅寝している間にちょこっとだけ出かけようと、朝早く一人身支度をして家を出ました。

ジョギングで走ったことのあるこのコースは、林間あり山里あり郊外の下町ありで、その中には花が咲き小鳥がさえずり、そして買い物に向かうお母さんたちがいるなど、なんていうか趣向に富んだコースで、周りの景色を楽しみながらゆっくると走るのにちょうどよいコースだと思います。
だから、多摩川なんかでびゅんびゅん走りたい派にとっては、歩行者やランナー、はたまたお年寄りから幼い子までがたくさんいるので、不向きなコースだといえます。まあ、たまにはぶらりSAMPOも良いものですがね。

着いた先の多摩湖は、驚いたことに湖とはいっても要は大規模な貯水池のようなのです。先週行った多摩川の羽村取水堰から地下水道を通じて水を引き、一旦ここに水を溜めてから東村山、境、朝霞の各浄水場に水を送っているようなのです。知らなかった~!なんだか感動!

今日の総行程は、距離30.6km、総上昇122m、移動平均速度17.7km/h(歩行者優先なのです)、最高速度30.6km/h、移動時間1h43m(recorded by garmin)。

自称、「日本で一番美しい取水塔」。確かに素敵!
レトロな取水塔

自転車道というよりも街に密着した遊歩道って感じかな?
自転車道入口自転車道というより遊歩道